A Little Journey

古代プエブロの遺跡群が立ち並ぶ遺跡好きにはたまらない公園。
園内に点在している遺跡は崖の奥まったところにあるので痛みが少なくかなりよい状態を保っている。
それぞれの遺跡にはガイドツアーで行く事が出来る。（冬場は一部のみセルフツアー、その他は閉鎖）
はしごを上ったりするので女性はスカート、ハイヒールは厳禁。
また、高所恐怖症の方はやめた方がよいかもしれない。
履きなれたスニーカー必須。

どこからも微妙な距離にあるのでなかなか行き辛いが、アルバカーキーを拠点にニューメキシコから回ると行きやすいかもしれない。

古代プエブロの首都と言われている地。
チャコ渓谷沿いに巨大な遺跡群が点在している。
最も有名なプエブロボニートは要塞都市のような形状をしており現在も比較的良い状態を保っている。

アクセスは用意ではなく未舗装道路を1時間程度走る必要がある。
降雨後は乗用車ではかなり厳しい状態になってしまう。
場所が悪いためここを訪れる人はほとんどなくビジターセンターに入ると久しぶりに人間を見たかのような表情で出迎えてくれる。

アクセス法：ニューメキシコ州北西部ファーミントン郊外からUS550を南下。
ナギジ（Nageezi）の南からCR7900に入る（未舗装、曲がるポイントは判り辛いが看板あり）。
その先はほぼ道なりに進む。涸れ川を渡り暫く行くと着く。
※注意！グーグルマップ上ではUT57が表示されますが、実際にはこの道は通れません。
南のクラウンポイントからの方法もありますが、こちらの道の状態は劣悪でお勧めしません。
岩だらけの道で至る所に穴が空いておりパンクや走行不能になる危険性があります。

ネバダ州のラスベガスからそう遠くないため春から秋にかけて非常に混雑する。
そのため環境への悪影響が著しく、車での入場を制限するに至った。
街中にあるゲート奥の駐車場に車を置きシャトルバスで園内に入る。
朝夕の時間帯は通勤ラッシュさながらに混雑しかなり不便だが仕方が無い。

ラスベガスから僅か3時間程度の距離だが緑が豊かで清々しい景色が広がっている。
周りを取り囲む岩山は世界中のロッククライマーが憧れる山らしい。
岩山の上まで続くトレイルもあるが体力に自信がない人にはお勧めしない。

一番人気はナローズの川上り。夏場でも冷たい川の中をひたすら歩くトレイルなのだが、
両側が岩なので上流で雨が降ると鉄砲水が発生する。
他に歩いている人がいない場合は引き返したほうがよい。

ラスヴェガスから僅か車で1時間ほどの場所に州立公園がある。
大地から炎が吹き出しているように見える赤い岩が点在している。
その赤い岩の一部には古代プエブロのものと思われる壁画も残されている。
近くにはミード湖もあり、週末は結構な賑わいを見せる。

ラスベガスからもソルトレイクからも遠く、ややアクセスし辛い場所だが一見の価値がある公園。
ピンクと白の縞模様の岩と木々の緑のコントラストが不思議な景色を作り出している。
園内に入りまず行くべき場所がインスピレーションポイント。
駐車場で車を降りると滝のような轟音が辺りに響く。
森の奥へ進むと突然目の前に想像を超える光景が広がる。
眼下に広がるすり鉢状の崖に、よく写真で見る尖った岩が無数に並んでいる。
辺りに響く轟音の正体はこの岩々の間を吹き上がってくる風の音。
特殊な地形が絶えることのない風を生み出し、長い年月をかけて岩を浸食しブライスキャニオンが出来上がった。
トレイルが数本あり谷底まで降りて行けるが標高が高いので酸欠に注意。
また、崖は非常にもろいので転落にも注意が必要。
「グランドキャニオンよりすばらしい」と言う人も大勢いる。

画像は1999年にネガフィルムで撮影したものなので発色が良くありません。
2011に再訪予定。