A Little Journey

白い砂しか無い公園。
この一帯を占める石膏の大地が地殻変動により砕け、風化によって白い砂漠へと変化した。
朝夕の日の低い時間帯は白い砂が紫色〜青になりとても幻想的な光景が広がる。
日中は照り返しが強くサングラスなしでは過ごせない眩しさになる。
この公園では砂漠を見学する人よりも砂遊びに興じる人のほうが多く、ビジターセンターでソリのレンタルもしている。

近くにミサイルの発射試験場があるため実験当日は近隣の道路が封鎖される。
スケジュールはこちらで確認出来る。
http://www.nps.gov/whsa/parknews/upcoming-park-closures.htm

手軽にシナワの遺跡が見られる公園。
フラッグスタッフから僅か20分ほどの場所にあるため週末などはかなり賑わう。

40号線を降り標識に従い森の中を進むと行き止まりが公園の駐車場。
ビジターセンターで入場料を支払い反対側の扉を出ると眼下に断崖が広がる。
急な階段を降り崖の中腹にある遺跡を見て回る仕組みになっている。
園内は一本道のトレイルなのでまっすぐ進めば元の場所に戻って来れるが、
最初に階段を降りるということは、最後に階段を上るということなので
特に体力に自信のない人はペース配分に気を付けた方が無難。
（この場所は標高約2000mに位置している）
遺跡に触れることもできるが、（中に入れるものもある）壊したり持ち帰ったりは厳禁。
見つかれば高額の罰金を支払わされることになる。
また、手すりがない箇所が多数あるので注意が必要。

「さぐあろ」と書いて「サワロ」と読む。サワロとはサボテンの種類のこと。
日本人が「サボテン」と聞いて思い浮かべるあの形、それがサワロサボテン。
この公園はツーソンの街をはさんで西と東の2つのセクションに別れている。
どちらに行ってもサボテンしかない。
1度料金を支払えばどちらにも行けるので両方行ってみるのもいいが、どちらかというと西の方が面白い。
メインのサボテンはやはりサワロなのだが、大きさがハンパではない。
イメージを遥かに超える大きさに圧倒される。
大きいものでは高さ10mを超えるものもあるらしい。平均でも4～5mはある。
あまり大きくなると自分の重さに耐えきれずに倒れてしまう。
その他ビバーテールサボテン（うちわ型）や樽状のサボテンなど多種多様なサボテン達が暮らしている。
気温がとても高く、日差しも強いので水分補給などに気をつけましょう。

この公園はI-40を挟みペトリファイドフォレストとペインテッドデザートの2つのセクションに分かれている。
ペトリファイドフォレストは名前の通り「化石の森」。
化石化した木（珪化木）が原型を留めたもの砕けたものを含め辺り一面に散乱している。
中には水晶化したものもあり、とても神秘的な景色を作り出している。
ペインテッドデザートは様々な色の土（赤、青、黄、紫、緑、黒、白・・）が地層を成しており、別の惑星にいるかのよう。
古代プエブロ（アナサジ）の遺跡や壁画も見られる。

グランドキャニオンとモニュメントバレの中間に位置するが、ほとんどの人は立ち寄らないと思われる公園。
公園の敷地は広いが、トレイルは崖の上の一部のみなので半日ほどで全て回れる。
Keet SeelやBetatakinなど古代プエブロ（アナサジ）の超有名な遺跡があるが、この言葉にピンとこない人は訪れる意味は少ない。
Betatakinまで行くガイド付きのツアーがあるが、5マイルの行程を居る九ので3〜5時間かかるとのこと。
詳細は公式ページ参照。
http://www.nps.gov/nava/planyourvisit/guidedtours.htm
この公園内にはナヴァホの住居があるため入場料は無料となっている。